ライティング中心のWeb制作、その理由。
Step-Firstでの楽しく熱い日々は、約2年間続きました。
メンバーの中には、代表の藤川さんをはじめWeb制作の最前線を行くプロが何人もいて、そういうメンバーが惜しむことなく技術やノウハウを伝えてくれるという環境は、今思っても「すごい!」の一言です。
運営していたサイトであるWebふぉれすとも、プロのWeb制作者から「中身が濃い」「勉強になる」と言ってもらえるほど充実した内容でした。
Step-Firstは、メンバーの仕事などの都合で解散しましたが、そこで出会った仲間たちは、まさに戦友。
今も、Facebookで連絡を取り合っています。Webの情報交換をしたり、ペットの話題で盛り上がったり……。
みんないつも前向きで、素敵な女性ばかりです。
そしてちょうどこの頃、Step-First解散と前後するように、個人でWeb制作のお仕事をいただくようになっていました。
ライターとしての仕事も、メルマガではなく、地元富山の情報誌や会社の社内報などの紙媒体が中心となっていきました。
そうなると、必要なのが屋号です。
「自分に活を入れるためにも、素敵な屋号が欲しい!」そう思うようになりました。
そして決めた屋号が「スタジオ・アイル」だったのです。
スタジオ・アイル始動!
スタジオ・アイルの英語表記は「Studio.Aile」。
実は、Aileはフランス語で「翼」という意味です。ですから、正式には「エール」と発音します。
それをあえて「アイル」にして、「スタジオ」とくっつけたのは、あまり固定観念にとらわれたくなかったから。
年齢がばれてしまいますが、私は「男女雇用機会均等法」の直前世代。
会社勤めをしていたのは、「結婚したら寿退社」「子どもができたら、退社するのが女性の幸せ」そんなことが普通だった時代でした。
今も働く女性にとって家庭との両立は簡単ではないと思いますが、女性を取り巻く社会環境の息苦しさは、当時はもっと強かったように思います。
そんな時代の「固定観念から自由になりたい」という思いを、屋号に込めました。
そして、もう一つ。
「この翼で、自由に大空を飛んで行きたい。どこへでも」
そんな気持ちが、この屋号には込められています。
富山県SOHO協議会に加入
屋号を決めてしばらくした頃、知人の紹介で「富山県SOHO協議会」に参加します。
2004年からは役員に就任し、協議会のWebサイト運営をはじめとした貴重な経験を、本当にたくさんさせていただきました。
そこでも多くの素晴らしい仕事仲間と出会うことができました。
Web制作には、さまざまな技術が必要です。企画、交渉、設計、デザイン、コーディング、プログラムなどなど……。
とても一人の力ではできません。
協議会は残念ながら2010年に解散になりましたが、在籍中にさまざまなスキルを持った方々と出会ったおかげで、プロジェクトを組んで幅広い仕事を受けられるようになり、それが今につながることになりました。
今も、その時の仲間と一緒に仕事をさせていただくことが多く、いつも助けていただいています。
とやまSOHO大賞受賞
協議会在籍時の一番の思い出といえば、私の作ったWebサイトが「とやまSOHO大賞」を受賞したことです。
これは、協議会で知り合ったデザイナーさんにイラストを描いていただき、やはり同じく協議会メンバーで、コンサルタントをしていた方に企画を手伝っていただいて作り上げたWebサイトでした。
受賞の決め手は、「お客様のWebサイトに物語性を持たせたこと」だったのでは?と思っています。
Webサイトを見に来る人のハートをいかにしてつかむか、企業イメージをどのようにして作り上げるか、それが非常にうまくいった例でした。
効果も上がり、「Webサイトからの問い合せ数がアップした」と、お客様から喜んでいただいたことが、とてもうれしかったのを覚えています。
やはり、お客様からの喜びの声が、この仕事を続ける一番のモチベーションです。
ライターとしてWeb制作を続けて
スタジオ・アイルとなってから、これまでずっとライターとWeb制作の両方の仕事を続けてきました。
2枚の名刺を持ったこともありますが、最近では1枚の名刺に「Webプランナー」と「ライター」の肩書きを並べて載せています。
以前は、不思議に思われることも多かったと思いますが、Webの流れが「コンテンツ重視」「内容重視」に変わって来た今、Webの中でライティングが占める割合が大きくなったと実感しているからです。
Webに占める文章の大切さを、もっと多くの人に知ってもらいたい。
そんな気持ちもあって、あえて1枚の名刺にしています。
ライター視点でのWeb制作
ライターを続けながら、Web制作をしていて良かったと思うことがいくつかあります。
その一つが、「このWebサイトは誰が見るの?」ということを常に意識していること。
ライターとして原稿を書く時には、必ず「記事を読む人を想定して、その人が理解できる言葉で」書きます。
どんなに使いたい言葉があっても、ターゲットとなる読者の頭にすんなり入る言葉でなくては、使いません。
Web制作をする時にも、体にしみついたその姿勢が役に立っているように思います。
お客様との打ち合せは、ライターとして行う取材に似ています。
「お客様の本当に言いたいことを、どうやって引き出すか」
「お客様の言葉を、ターゲットとなる人に分かりやすいように翻訳したら、どうなるか」
「0から100に飛んで、25に戻ることもある。そんなお客様のストーリーを、どう整理整頓するか」
「記事の入り口から出口まで、どうやって誘導して、感動を残すか」
そうした過程を経て、Webサイトの企画を作ります。
お客様と二人三脚で進める、コンテンツ重視のWeb作りです。
ですから、企画が決まる前にデザインやサイト構成などをお見せすることは、ありません。
ちょっとじれったい? でも、それがスタジオ・アイルのやり方です。
たくさんの出会いに助けられて
こうして振り返ってみると、スタジオ・アイルの歩みは、多くの出会いに助けられ、導かれてきたんだなと、しみじみ思います。
本当に、出会いのすべてに感謝!です。
メルマガの師匠 京太さん、私をWeb制作に導いてくれた藤川さんとStep-Firstの戦友たち、富山SOHO協議会で出会った多くの仲間、素晴らしい講師の方々と出会わせてくれた「富山県新世紀産業機構」と先生方……。
富山県新世紀産業機構のセミナーのことは、また機会を改めてご紹介したいと思います。
実は、今も素敵なセミナーを受講中なんです。
このお話は、また次回。どうぞお楽しみに!
パソコンとの出会い、メルマガライターからWeb制作へ。
スタジオ・アイル誕生前夜の物語は第一話をご覧ください。
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